テキストエディタ

NCプログラムをPCで編集するときお世話になるのが、
テキストエディタです。

ワープロソフトと混同されることがあるので、比較しておきます。

<テキストエディタ>
・文字情報のみを編集するソフトウェア。
・WINDOWSの「メモ帳」、「秀丸エディタ」などが該当する。

<ワープロソフト>
・文字を修飾して表現するためのソフトウェア。
・印刷を前提としたレイアウトやデザインが可能。
・Officeの「Word」や「一太郎」が該当する。

…となります。

「Word」などでNCプログラムを編集できないことはないのですが、
テキスト編集には余計な機能が多いですし、
保存形式の指定の必要など、面倒です。

最初のうちは「メモ帳」でも充分だと思います。
ただし、大きなプログラムを編集するようになると、
便利な機能がほしくなります。

・複数置換機能
 (いっぺんに複数の単語を置換します)
・フォルダごと置換
 (同じフォルダ内の全てのファイルを一度に置換!)
・マクロ機能
 (同じ作業の繰り返しに便利です)
・ファイル比較
 (複数のファイルの相違点を表示します)

以上のような機能が、使っていて、特に便利だと感じる機能です。

テキストエディタは、フリーのソフトもたくさん出回っていますので、
いろいろ探してみることをオススメします。

また、勤めている会社が有料のテキストエディタを購入している場合、
そのテキストエディタを極めてしまうのが早道だと思います。
有料な分、機能が充実していることが多いです。

テキストエディタの使いこなしは、プログラム作成のペースに
影響してくるので、しっかり勉強しておきましょう。

※このサイトでは、秀丸エディタの簡単な解説を、
そのうち行ないます。(そのうち…)
posted by center drill at 21:42 | Comment(0) | パソコン関係

テキストデータとバイナリデータ

テキストエディタの話を書いたので、ちょっと追記です。

PCなど、コンピュータに使われているデータには、
テキストデータとバイナリデータの2種類が存在します。

<テキストデータ>
・文字で書かれたデータです。
・人間が編集しやすい形になっており、テキストエディタで
 読み込むことができます。
・「NCプログラム」「HTMLファイル」「テキストファイル」などが
 該当します。

<バイナリデータ>
・2進数でかかれたデータです。
・機械が処理するための形式なので、人間がみても、
 よくわからないことが多いです。
 (映画「マトリックス」の登場人物は普通に解読していましたが)
・「バイナリエディタ」というソフトを使うと、
 中身を読むことができます。
 (テキストエディタで読み込むと文字化けしてしまいます)
・大概のアプリケーション用データはだいたいこれに該当します。
 Word文章や、CADデータは、だいたいこちらのはずです。

NCプログラムはテキストデータで、テキストエディタで編集できる…。
と、これだけわかっていれば十分なのですが、あえて書きました。

何故かと言うと、よくわからないファイルを見かけたら、とりあえず
メモ帳などにドラッグ&ドロップして、読めるファイルかどうか
調べることをおすすめしたいからです。

マシニングセンターからは加工履歴など、いろいろなログ情報を
取り出せる機能があります。

しかし、ファイルを読み込むの知識が無いと、生かすことができません。
ログ情報はテキストデータの場合が多いですから、
とりあえずメモ帳で読んでしまえば、なんとなく、
何が書いてあるかわかります。

それを手がかりにすれば、日々の改善に役立つようなアイディアの
種になるかもしれないのです。

ちなみに、Outlook Expressをメールソフトに利用している人は、
受信メールをデスクトップにドラッグ&ドロップして保存。
そのあと、そのメールデータをメモ帳で読んでみてください。

本文以外のデータ部分(ヘッダー情報など)まで読めて、勉強になります。

バイナリデータも、深いレベルでマシニングセンターを利用していると、
時々必要になる知識のようです。
(ほかの機械と連携したり、設定の変更時など)

なんとなく、そういうデータもある、と言うことだけ、
頭の片隅に保存しておいてください。
posted by center drill at 16:17 | Comment(0) | パソコン関係

切削現場で使うパソコンのスペック?


最近、新しいパソコンを買うことになって、
どんなのが良いか聞かれました。

CAMソフトなども扱うものらしいので、とにかく性能が良くないと
いけません。

こういうときは、ネットのPCショップが便利ですね。

オススメはこちら。
エプソンダイレクトショップ

カスタマイズができるので、存分に高いスペックを要求できます。
値段もすぐにわかるので、見積もり代わりに提案できるので便利です。
MCではまだまだ現役の、FDドライブが付けられるのもありがたい…。

しかし、調子に乗っていたら、あっという間に40万円近くに(笑)。
さすがにそれは無理、と言うことで、少し妥協しました。

ポイントとしては、処理速度に影響のある、CPUとメモリを重視する
ことです。

そのほか、かなり重要だと思うのが、ビデオボード。
CAMソフトやシミュレーションソフトを使うと思うと、
それなりのものが欲しくなります。

あとは、選択肢が幅広いので、値段と相談です。

それにしても、今のタイミング、OSをどうするかも悩みます。
XPなら無難なのですが、そろそろVistaも試しておかないと、
後々のネットワーク構築がどうなるのかわかりません。

でも、今回はXPにしておきました(小心者)。

NCプログラムを組んだり、書類を作るだけのパソコンだったら、
10万円くらいので充分なのですけれどね。

いろいろ悩んだけれど、楽しい作業でした。
posted by center drill at 18:33 | Comment(0) | パソコン関係

ファイル比較フリーソフト「DF」

ホームページの作成に便利なソフトを探していて、
仕事にも役に立ちそうなものを見つけたので…。

ファイル比較が出来るフリーソフトで、「DF」といいます。

ベクターでダウンロードできます。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se113286.html

ファイル比較ソフトDF

2つのプログラムの相違点を色分けして表示します。
プログラムの編集時、編集前のデータを残しておけば、
入力ミスのチェックに使えて便利です。

似たような製品を加工するときにも使えそうです。

フォルダ内のすべてのファイルを比較することも出来るみたいで、
サブプロの多いNCプログラムにも力を発揮します。

フリーソフトのダウンロードに問題のない会社でしたら、
ぜひ試してみてください。
posted by center drill at 00:38 | Comment(0) | パソコン関係

NCプログラムに便利な秀丸機能その1

テキストエディタ「秀丸エディタ」(有料なシェアウェア)を使った、
NCプログラムの編集に、役立ちそうなテクニックを紹介します。

今回は、適当に作ったNCプログラムを使って解説します。
テキスト形式で保存したので、ご利用ください。

↓こちら
001.txt

<シーケンスナンバーをまとめて消す>
さて、このNCプログラムですが、
各行に「N」で始まるシーケンスナンバー(番号)を割り振っています。
NCプログラム

あった方が便利な事も多いのですが、無くても動きます。
容量を少しでも小さくするため、消してしまおうと思います。
シーケンスナンバー

ここで、「置換」機能を使います。
メニューバーの「検索」→「置換」です。
置換機能は、特定の文字列を一度に変換する機能です。
「検索」→「置換」

ここで、「正規表現」にチェックを入れてください。
置換ウインドウの正規表現をチェック

そして、検索に
N...
と入力してください。
「エヌ、ドット、ドット、ドット、スペース」です。
置換には、何も入力しません。
そして、「全置換」をクリックです。

これで、一気にシーケンスナンバーを削除できました!
置換で、シーケンスナンバー削除

「正規表現」というのは、半角記号に意味を持たせて、
複雑な文字検索を行なう機能です。
正規表現にチェックを入れていると、
「.(ドット)」は、「任意の1文字」を意味します。
つまり、「N... 」は、「Nから始まる3文字と、半角スペース」で、
置換欄は何も入力していないので、
該当する文字列を全部削除したのです。

ちなみに「検索」機能で、「正規表現」を使えば、
検索で「正規表現」

該当する文字列全てが、黄色に表示されるので、確認に使えます。
検索した文字が黄色に

>「NCプログラムに便利な秀丸機能その2」へ
posted by center drill at 12:41 | Comment(0) | パソコン関係

NCプログラムに便利な秀丸機能その2

<「NCプログラムに便利な秀丸機能その1」へ

引き続き、秀丸エディタで、
NCプログラムを置換してみたいと思います。
前回使ったデータから、
シーケンスナンバーを削除したものを使います。

この記事からスタートする場合は、
↓こちらをご利用ください。
002.txt

さて、このNCプログラムですが、
ツールパスをを図示すると、こんな感じです。
置換用NCプログラムのツールパス
直線と円弧が交互にあって、ぐにゃぐにゃ進みます。

こんな加工は無いと思いますが、これを仮に加工したとして、
円弧部分の送り速度が、速すぎるという結果になったとします。
そこで、円弧部分の送りをF200から、F100に落とす事にします。

G2 X-47. Y25. R3. F100.
G1 X-42. F200.
G2 X-40. Y23. R2. F100.
G1 Y-8. F200.
G3 X-38. Y-10. R2. F100.
・・・・・

…というように、直線と円弧で、
送りF200、F100を、交互に追加します。
直接入力していく事も出来ますが、数が多いと大変です。
置換機能を使って、素早く編集してみましょう。

ここでは、円弧切削の、G2とG3の行に、
F100を追加する方法を考えます。

<改行を検索・置換の対象にする>
前回も使った、置換機能の「正規表現」ですが、
これを使うと、改行も検索対象にする事が出来ます。

改行は、「¥n」です。
「¥」は、本当は半角です。
コピーする場合は、こちら→「\n」。
¥の半角記号は、ブログでうまく表示できないみたいです。

今回のプログラムの場合、G1と、G2またはG3が繰り返しなので、
G1の前にF100を追加すれば、うまくいきそうです。

「置換」機能で、「正規表現」にチェック、
改行コードを置換する

検索に「¥nG1」
置換に「 F100.¥nG1」
(¥は半角で)
検索と置換
と入力してください。

これで、全置換をクリックすれば、
F100が追加される
「F100.」を、一気に追加できます。

ただし、「全置換」だと冒頭の、Zを降ろすG1の前まで、
「F100.」が追加されてしまいました。
冒頭までF100が追加されてしまう。

これが嫌な時は、やり直して、
問題のG1よりもあと、11行目辺りにカーソルを当てて、
「下検索」を使うと良いでしょう。
下検索を使う

これだと、1カ所しか置換してくれませんが、
その後に、F3キーを連打すれば、連続で置換してくれます。



残りは、G2とG3を対象に置換機能を使い、
同じように、G1の行へ「F200.」を追加すればOKです。
しかし今回の紹介では、「マクロ」機能についても解説したいので、
残りの編集は、次回に持ち越ししたいと思います。


秀丸エディタの「置換」機能は、
かなり複雑な編集も可能となっています。
ヘルプや、専門の解説サイトで、高度な使い方を覚えれば、
もっと入り組んだNCプログラムも、素早く編集できます。
興味のある方は、これを足がかりに、いろいろ調べてみてください。

>「NCプログラムに便利な秀丸機能その3」へ
posted by center drill at 11:41 | Comment(2) | パソコン関係

NCプログラムに便利な秀丸機能その3

<「NC プログラムに便利な秀丸機能その2」へ

<複数のファイルを一度に置換する方法>
マクロ機能の紹介の前に、
置換機能を、もうひとつだけ紹介しておきます。

NCプログラムは、大きなものになると、
サブプログラムが複数存在する事もあります。
また、改善活動などで、
既存のNCプログラムをまとめて修正する事もあると思います。

そんなときに便利なのが、秀丸エディタの「grepして置換」です。
「検索」→「grepして置換」を選択してください。
「検索」→「grepして置換」

この機能は、指定したフォルダ内のファイルを、
まとめて置換する事が出来ます。
置換したファイルは、上書き保存されてしまうので、
必ずバックアップをとってから実行してください。

ウィンドウが開いたら、検索する文字と、置換する文字を入力します。
grepして置換ウィンドウ

次に、検索するファイルの条件です。
右のアイコンから、ファイルの種類を選択します。
検索するファイル選択

余計なファイルがなければ、「すべてのファイル」で良いと思います。
「*.nc」と直接入力すれば、NCファイルだけを指定する事も出来ます。

次は、フォルダの選択です。
一度に置換したいファイルの入ったフォルダを指定します。
右のアイコンをクリックして、フォルダを選びましょう。
検索するフォルダ

あとは、細かい設定をチェックボックスで確認し、
「置換」をクリックです。
置換開始

確認画面が出るので、良ければ、チェックボックスをクリックして、
「OK」を選択してください。
フォルダの指定を間違えると、大惨事になりかねないので、
確認をお忘れ無く!
確認画面

置換が実行されると、レポートが表示されます。
置換レポート

これで完了です。
「grepして置換」をうまく使えば、作業効率が飛躍的にアップします。
しかし、使い方を間違えると、
意図しないファイルを書き換えてしまうので、注意してください。


<比較的安全な複数ファイル置換>
もし、怖い場合は、もう少し穏やかな方法もあります。
まずは、置換したいファイルを全て、秀丸エディタで開いてください。
複数のファイルを開く

そして、通常の置換機能を選択します。
「検索」→「置換」

ここで、「次の秀丸エディタも続けて置換」をチェックするのです。
「次の秀丸エディタも続けて置換」をチェック

これで置換を実行すると、開いているファイル全てを置換できます。
いきなり上書き保存もされないので、安心です。
数が多いと大変ですが、今のパソコンなら、
30個くらいファイルを開いても、全然問題ありません。
安全を重視するなら、こちらをお勧めします。


>「NCプログラムに便利な秀丸機能その4」へ

posted by center drill at 10:14 | Comment(0) | パソコン関係

NCプログラムに便利な秀丸機能その4

<「NCプログラムに便利な秀丸機能その3」へ

「NCプログラムに便利な秀丸機能その2」
続きから解説します。

この記事からスタートする場合は、
↓こちらのデータをご利用ください。
003.txt

NCプログラムのパスで、G2とG3の、
円弧切削の送りを「F100.」に落とす所まで編集しました。
あとは、G1の末尾に、「F200.」を追加すれば、
曲線部分だけ、送りを落とすプログラムとなります。

G2 X-47. Y25. R3. F100.
G1 X-42. F200.
G2 X-40. Y23. R2. F100.
G1 Y-8. F200.
G3 X-38. Y-10. R2. F100.
・・・・・

<秀丸マクロを体験してみる>
この編集に、秀丸マクロを使用します。
G1が1行置きに出現する点に着目し、
機械的に入力する方法を考えます。

まずは、13行目のブロックの末尾にカーソルを合わせてください。
最初に、「F200.」を追加する場所です。
13行目のブロックの末尾にカーソルを合わせる

この状態で、「マクロ」→「キー操作の記録開始/終了」を選びます。
「マクロ」→「キー操作の記録開始/終了」

すると、「記録中!」になります。
キーボードで、「 F200.」(半角スペース、エフ、にひゃく、ドット)と
入力してください。
記録中になったら、「 F200.」と入力

続けて、「→」「↓」「↓」「←」と入力し、カーソルを移動します。
(ゲームのコマンド入力みたいですね…)
「→」「↓」「↓」「←」

カーソルが、2行下、15行目の末尾に来たら、
「マクロ」→「キー操作の記録開始/終了」を選んで、
記録を終了します。
カーソルを移動したら、キー操作の記録終了

ここまでの操作を記録する事が出来ました。
記録した操作を再生してみましょう。
「マクロ」→「キー操作の再生」です。
「マクロ」→「キー操作の再生」

すると、先ほど入力した、
「 F200.」と「→」「↓」「↓」「←」が再現されます!
一瞬で、入力が再現!

この「キー操作の再生」は、Shift+F2キーでも実行できるので、
連射すれば、あっという間に「 F200.」が追加されます。
Shift+F2キーを連射!

一度記録したキー操作は、「マクロ」→「キー操作の保存」で、
保存しておく事が出来ます。
「マクロ」→「キー操作の保存」

保存場所が表示されるので、覚えておきましょう。
キー操作の保存

保存したデータは、「*.MAC」というファイル形式で保存され、
NCプログラムと同じように、
テキストとして編集が可能になっています。
デフォルトだと、「C:\Program Files\Hidemaru」に保存されます。
秀丸エディタで開いてみましょう。
マクロファイルを開く

先ほどキー入力した、「 F200.」や、
「right」など、キーボードによるカーソル移動が記録されています。
キー操作を保存した、マクロファイル

書式を覚えてしまえば、これを直接編集して、
複雑な操作まで、自動化することが出来ます。
これが、秀丸のマクロ機能です。
NCプログラムにも、マクロ機能がありますが、要領は同じです。
秀丸マクロでも、変数を使ったり、条件分岐など、
かなり複雑な操作が可能となっています。

今回は、ごくごく単純で、応用も利かなそうな(すみません)内容しか
紹介できませんでしたが、
工夫次第で、NCプログラムの編集を、劇的に速くすることができます。
高性能のテキストエディタには、秀丸に限らず、
このようなマクロ機能が付いている事が多いです。
ヘルプなどを参照し、研究してみてください。

秀丸マクロの場合、「マクロ」→「マクロヘルプ」から確認できます。
解説もわかりやすいので、お勧めです。
「マクロ」→「マクロヘルプ」


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posted by center drill at 14:49 | Comment(0) | パソコン関係
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