操作盤の概略

今回は、マシニングセンターの操作盤の説明です。
機械によって、名称や機能に差があると思いますが、ご容赦ください。

マシニングセンター操作盤

非常停止ボタン
緊急停止用のボタン。
事故や、機械の暴走を止めるためのボタンです。
大きめのエラーで、電源を落とすときにも使います。

ノリノリで仕上げ加工をしている最中に、このボタンを間違って
押すと、食い込みが発生して、取り返しの付かないことに…(遠い目)

でも、重要なボタンです。

ディスプレイ
情報を表示する、大事な画面です。
古くなってくると、読むのにまで技術がいることも…。

ハンドル
手動操作するときのハンドルです。
一目盛りの移動量と、軸方向を替えるレバーが付いています。
軸方向やプラス方向、マイナス方向を間違えないように、
慣れるまでは気をつけましょう。

オーバーライド
主軸の移動速度(送り速度)を調整するダイヤルです。

段取り時は、一番これに注意しましょう。
スタートボタンを押す前は、必ず送り速度を「0」にする。
このクセを付けるだけでも、事故をかなり減らせるはずです。

ちなみに、上の図では省略しましたが、主軸の回転速度を
調整できるダイヤルもあります。
しかし回転速度をむやみに変えると、加工結果が大きく変わることが
多く、熟練者向きです。
慣れるまでは、あまり触れない方が無難かもしれません。

モード切替
機械のモードを切り替えます。
デジカメの編集と撮影モードの切り替えに似ています。

「自動」
  NCプログラムを実行するためのモードです。

「MDI」
  機械上で、操作のためのNCプログラムを入力するモードです。

「早送り」
  軸移動を早送りで実行します。
  図には書きませんでしたが、早送り用のボタンが操作盤に
  あるはずです。(操作が難しいので注意!)

「手動」
  ハンドルで操作するためのモードです。

機械によっては、ほかのモードがあることもあります。

ストップボタン
「サイクルストップ」とも。
主軸の回転と送りを止めます。
なにかトラブルがあったら、これで止めます。
間違って止めると、非常停止と同じで…(遠い目)

ホールドボタン
回転は止めずに送りだけ止めます。
段取り加工中は、このボタンかオーバーライドから
手を離さない方が良いでしょう。

スタートボタン
「サイクルスタート」とも。
自動加工をスタートするためのボタンです。
基本的にこれを押すと、NCプログラムをじゃんじゃん読み込んで、
どんどん加工が進んでしまいます。
押す前に、よく確認を。

キーボード
文字や数字を打つためのボタン群です。

文字以外のキーで、特によく使うものを以下に書きます。

「オールクリア」
 自動加工中のデータをすべてリセットします。
 加工が台無しになることもあるので、注意が必要です。

「シングルブロック」
 このキーが有効の場合、スタートボタンを押しても、
 NCプログラムを1ブロック(1行)しか実行しません。
 段取り時に、よく使います。

「オプションブロック」
 このキーが有効だと、NCプログラムに「M01」の
コードがある
 場所でストップします。
 オート加工していて、きりの良いところで止めるときに使います。

「ドライラン」
 プログラムで指定している送りを無視して、高速移動させます。
 Z軸無視と併用して、エアーカットに使います。
 キーが有効なまま加工してしまうと、惨事になります。

「Z軸無視」
 プログラムにZ方向を移動する指示があっても無視します。
 刃物が製品にぶつからない位置で、エアーカットを
 したいときに使います。

ほかにもたくさんボタンがあるので、
機械の説明書や、先輩の助言を参考に、マシニングセンターを
操ってください。
posted by center drill at 23:18 | Comment(0) | MC(マシニングセンター)
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