座標とは・プログラム座標

プログラム座標
前回、座標とは・機械座標で、機械に製品を載せて
座標を指定する方法を書きました。

しかし、前回書いた方法は、実は現実的ではありません。
"左下の角が機械座標の「X200.Y50.」の位置に来るように〜"
なんて、そう簡単にきちっと置けないからです。

どこに置くかわからない…

治具を工夫すればできないことはないのですが、
クランプ方法が限定されてしまいます。

また、違う位置にセットしたいとか、
違う機械で加工することになった場合、いちいちプログラムを
書き直さなくてはなりません。

そこで、プログラム座標という、別の考え方の座標を使います。

今度は機械座標はとりあえず考えません。

製品のことだけを考えましょう。

300×200の製品の中央に穴をあける

上の図面(ぽいの)を見ると、どの寸法も左下から出ていますので、
原点を左下の角に決めます。

プログラム座標

すると、穴をあけたい場所は左下の角からX方向に100.
Y方向に150.の位置です。
なので、そのままズバリ、「X100.Y150.」と指示すればいいのです。
機械座標のときみたいに、余計な計算が無くて楽ですね。

実際に加工するときは、治具または製品をセットしてから、
左下の角の機械座標をセンサーなどを使って測ります。

機械座標とプログラム座標を一致させる

たぶん、このくらいの加工なら1/100ミリまで調べる必要は
ありませんが、一応…。
左下の角の機械座標は「X277.11 Y82.34」だそうです。
この座標をマシニングセンターに登録します。

すると、機械座標からプログラム座標を導く、面倒な計算は
機械の方でやってくれます。

あとは、プログラム座標のみを考えるだけで、加工をすることが
できます。

プログラム座標だけ考える!

ちなみに、プログラム座標は、機械によって複数設定することが
できます。
これは、複数の面を加工する場合や、繰り返し作業などに
効果を発揮します。

また、プログラム座標の有効範囲は、あくまでも機械座標の
範囲を超えることはできないので、
プログラムを作る際には注意しなくてはなりません。
(内段取りに入ってから、オーバーしていることに気が付くと、
すごく慌てます…)
posted by center drill at 21:02 | Comment(0) | NCプログラム
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