バリ

のこぎりで木を切ると、切り口にささくれが残ります。
これと同様に、金属を削るときにも、加工面と端面の境界に、
ささくれが出ます。
これを、バリと言います。
プラモデルを作る人には、おなじみの言葉だと思います。

切削加工をするとき、バリは必ず出るものだと思った方が良いです。
面取り加工を施せば、バリを最小限に抑えることが出来るのですが、
それでも無くなるわけではありません。

特に、目に見えないくらい細かいバリはやっかいで、
気がつかずに計測器具で測ると、大きな誤差を生みます。
計測器具を使うときは、計測面にバリがないか、指で触って確かめましょう。
(人間の手は、想像以上に精度の良いセンサーです)

同様に、機械に被削材をセットするときも、バリが原因で固定が狂うことがあります。


基本的には、バリは機械加工が終わった後、
手作業でペーパー(サンドペーパー)等を使って落とすことになります。
しかし、場合によっては、手作業が難しかったり、
製品の性質上機械加工のみの工程を求められることもあります。

そういう場合には、機械加工を工夫して、バリの出づらい加工を
目指さなくはなりません。
切れ味の良い刃物に変更したり、工具の切削条件を変更すると、
バリを抑えられる場合があります。

また、加工パスを変えるだけでも効果があります。
カッターの場合、端面ギリギリに刃が来るようなパスにするだけで、
バリの出が変わったりします。
面の加工順を変えるのも、有効な場合があります。
色々と工夫してみましょう。


また、バリは刃物の摩耗具合を知る目安となります。
加工後の被削材に、バリが目立ってきたら、刃物交換のサインです。
加工が終わったら、バリの確認をする習慣をつけることが、
品質安定の為に、とても重要なポイントなのです。
posted by center drill at 09:29 | Comment(0) | 用語解説
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