面取り
「めんとり」…料理用語にもありますが、意味はほぼ同じで、角を取る作業を言います。
金属を切削によって加工すると、どうしてもバリが出てしまいます。
また、角度が90度以下の鋭角なカド部(ピン角)は、刃物と同じくらい切れ味が良く、とても危険です。
そこで、加工した製品の角を斜めに切り落とし、とがった部分を無くすのです。
工業関係者にとっては当然とも言える行為ですが、初心者だった私は
「面取り」についても、やはり知りませんでした。
ピン角を不用意に触っては傷だらけになっていました。
世に出回っている製品(文房具や家具など)のほとんど全てに、「面取り」は施されているわけですし、気が付かない私がアホなだけかもしれませんが…。
ちなみにマシニングセンターで面取り加工を行う場合、
工具は専用の面取りカッター、テーパ(傾斜)のついたエンドミルなどを使います。
専用の形に整形された工具を使うことも多いです。
特殊な形状が多い分、工具長の計測やNCプログラムのZ追い込み量には
注意が必要です。
良くわからなくなってしまったら、断面図のイラストを描いて、イメージをしっかりと持つようにしましょう。
糸面取り
目に見るか見えないかの小さな面取りを「糸面取り」と言います。
目安として、C0.3ミリ位を狙って加工することが多いようです。
図面を見ると「指示の無い箇所は全て糸面取り」といった注意書きをよく見ます。
C面取り
「しーめんとり」と言います。
カドを斜めに落とす、オーソドックスな面取りです。
図面に「C5」とあったら、それぞれの面から5ミリの辺を切り落とす面取りになります。

プログラムを組むときは90°の角度を持った刃物で、径方向に5ミリ追い込むか、Z方向に5ミリ追い込む…というパスを考えます。
R面取り
「あーるめんとり」です。
丸みを帯びた形状を「R形状」と言ったりするのですが、丸いカド部のことを言います。
「R5」という指示があったら、それぞれの辺から5ミリ中に入った位置に中心のある、半径5ミリの円状の面取りを行ないます。

R面取りは、基本的に専用の形状の刃物を使用するしかありません。
刃物の形状が特殊になる分、プログラムの作成や品質の維持が難しい、厄介な面取りです。
図面を作成する方には、是非とも少なくしていただきたい面取りだったりします。
金属を切削によって加工すると、どうしてもバリが出てしまいます。
また、角度が90度以下の鋭角なカド部(ピン角)は、刃物と同じくらい切れ味が良く、とても危険です。
そこで、加工した製品の角を斜めに切り落とし、とがった部分を無くすのです。
工業関係者にとっては当然とも言える行為ですが、初心者だった私は
「面取り」についても、やはり知りませんでした。
ピン角を不用意に触っては傷だらけになっていました。
世に出回っている製品(文房具や家具など)のほとんど全てに、「面取り」は施されているわけですし、気が付かない私がアホなだけかもしれませんが…。
ちなみにマシニングセンターで面取り加工を行う場合、
工具は専用の面取りカッター、テーパ(傾斜)のついたエンドミルなどを使います。
専用の形に整形された工具を使うことも多いです。
特殊な形状が多い分、工具長の計測やNCプログラムのZ追い込み量には
注意が必要です。
良くわからなくなってしまったら、断面図のイラストを描いて、イメージをしっかりと持つようにしましょう。
糸面取り
目に見るか見えないかの小さな面取りを「糸面取り」と言います。
目安として、C0.3ミリ位を狙って加工することが多いようです。
図面を見ると「指示の無い箇所は全て糸面取り」といった注意書きをよく見ます。
C面取り
「しーめんとり」と言います。
カドを斜めに落とす、オーソドックスな面取りです。
図面に「C5」とあったら、それぞれの面から5ミリの辺を切り落とす面取りになります。

プログラムを組むときは90°の角度を持った刃物で、径方向に5ミリ追い込むか、Z方向に5ミリ追い込む…というパスを考えます。
R面取り
「あーるめんとり」です。
丸みを帯びた形状を「R形状」と言ったりするのですが、丸いカド部のことを言います。
「R5」という指示があったら、それぞれの辺から5ミリ中に入った位置に中心のある、半径5ミリの円状の面取りを行ないます。

R面取りは、基本的に専用の形状の刃物を使用するしかありません。
刃物の形状が特殊になる分、プログラムの作成や品質の維持が難しい、厄介な面取りです。
図面を作成する方には、是非とも少なくしていただきたい面取りだったりします。
posted by center drill at 18:27
| Comment(5)
| 基礎知識
マシニングセンター初心者です
嫌工場勤務初心者です
自分はとりあえず皆さんが嫌がる仕事を任されるみたい(*u_u)
最初から機械を触らさせてくれないのでしょうか?
反応が遅れてしまい、申し訳ございません。
私の場合は、ボール盤などの機械操作の学習や、検査業務を1ヶ月くらい体験した後の現場配属となりました。
その後、先輩の後ろでの見学が2週間くらいありました。
マシニングセンターは操作ミスをすると、主軸を製品や治具へぶつける大きな事故となります。
これは修理代が最悪数百万円、修理中は稼ぎの種である機械が使えない…という、会社にとって大きな損害となってしまいます。
そのため、初心者はなかなか機械を触らしてもらえない、ということが考えられます。
機械に触れないと、経験をつめませんし、難しいところですね。
大変ですが、日々の仕事をきっちりとこなし、アピールする必要があるかもしれません。
私の印象では、製造現場はスピードよりも正確さが優先されるように思います。
(数字を追う経営陣が、仕事の速い人間を好むのは一般的な職場と同じですが)
正確な作業を心がけ、周囲に「機械操作を任せても大丈夫」と思ってもらえるといいですね。
活躍をお祈りしております。
とてもいいブログですね。
僕も最近同じような仕事を始めたので
とても参考になります。
これからもがんばって下さい。
応援ありがとうございます。
最近、更新が滞っておりますが、励みになりました。
よろしくお願いいたします。